インバウンド活況の昨今、各販売店舗ではどのくらいインバウンド対策を実施しているのだろうか?.
興味深いデータを発表しているサイトがあったので紹介したい。
上記の記事(2015年4月)で、ドラッグストアの担当者に「外国人観光客」に向けた多言語ツールを作成・導入しているか?というアンケートをしている。
結果はこうだ
多言語ツールを使用している店舗が全体の4割も満たない。
爆買いなど外国人観光客の購買力がメディアを賑わしているにも関わらずこの数字は意外だ。
なぜ販売現場では外国語POPなど多言語ツールを積極的に活用していないのだろうか?
外国人観光客が多いのは知ってるけど、どうしたら良いのか分からない人は必見!インバウンドビジネス必読のベストセラー
インバウンドで何をしたら良いか分からない人はこの本を読むべき!「インバウンドビジネス入門講座」
これから増えるFIT層(個人旅行者)を攻略したいなら必読!FIT層集客の良書!
FIT(個人旅行者)を集客するなら必読!ネット活用でここまで変わる!外国人観光客を呼び込む方法
目次
売れ筋商品は指名買い
それは購買意欲が高い外国人(主に中華圏の中国人と台湾人)は指名買いをしているからだ。
POPや販促を使わなくても上記のような外国人観光客が自ら店内を駆けまわり、買いたい物を探し、大量に購入するので、お店が積極的に仕掛ける必要がない。
なぜ指名買いが行われるのか?
購買意欲が高い外国人(主に中華圏の中国人と台湾人)は、ブログやSNSを積極的に活用して、どの商品が使いやすくてお買い得なのかを日本に来る前から調べている。
また中華人の人達は親戚や友人の分まで購入するので、一人の客が1つの商品を大量に購入することがどこの店でも発生している。これが2015年の流行大賞にまでなった爆買いに繋がっている。
今後のインバウンド需要はどう拡大していくのか?
これまでは中華圏の団体客によって売上を稼いできた店舗が多かったですが、これからは外国人観光客の動向や変化に気をつけていく必要があります。
観光客の変化
今まで訪日観光客といえば「団体旅行者」というイメージがありましたが、これからは「FIT(個人で手配する旅行)」が増加していきます。
「団体旅行」のイメージが強い中国人観光客も、現在では4:6(団体:個人)と動向が変わってきています。2年前までは6:4(団体:個人)だったことから、これからも「FIT層」が拡大していくと考えて間違いありません。
購買意欲が高い台湾人はすでに個人旅行にシフトチェンジしている
台湾の書店に行くと「日本旅行ガイドブック」コーナーが充実していて、日本各地のガイドブックを購入することができます。
観光客の行動範囲が拡大
これだけ観光客の行動範囲が拡大しているので、今まで日本旅行の王道とされていた東京・大阪・京都・北海道・沖縄以外の観光地にも今後流れていく確率は高いです。
今後のインバウンド対策は?
日々変化していく訪日観光客の動向。これからはそういった外国人観光客の変化をしっかりと把握していった店舗が勝ち残っていくと予想されます。
販促POPなどをしっかりと活用していくことが大事
今までは都市部にある大規模な店舗が、外国人観光客の受け口となって売上を稼いできましたが、これからは個人旅行者が増えていき、日本各地に旅行をする外国人が増加していきます。
そこで各地方観光地にある小規模の店舗が、きっちりとインバウンド対策をすることで売上を向上する機会が出てきます。
当サイトでは無料で「中国語(簡体字+繁体字)POP」をダウンロードできますし、基礎的な接客中国語を音声付きで公開していますので、これらを活用してぜひ売上アップを狙ってみてください。