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インバウンド書籍

インバウンドで何をしたら良いか分からない人はこの本を読むべき!「インバウンドビジネス入門講座」

更新日:

今回は、「インバウンドビジネス入門講座」を紹介したいと思います。.
本書は、インバウンド情報を提供している「やまとごころ.JP」の代表取締役である村山慶輔氏によって書き下ろされた書籍です。

これまでインバウンド市場を10年以上見続けてきた村山氏による「インバウンドビジネス」の展望と各外国人観光客の動向や特徴を詳しく解説しています。

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インバウンドビジネスのノウハウがぎっしり詰まっている

本書は、急成長を続けているインバウンド(訪日外国人観光)ビジネスに取り組む人が知っていなければならない知識・情報が盛りだくさんで、わかりやすいイラストやグラフで丁寧に解説しているのが特徴です。

インバウンドの市場規模は、2016年で「3兆7476億円」まで成長しました。
この本は、インバウンドの特徴から、外国人観光客の特性、インバウンドに取り組んで成功を収めている例を出し惜しみなく書いています。

本書では、インバウンドビジネスについて6つのテーマに分けて、それぞれ詳しく解説しています。
1章=インバウンド(訪日外国人観光)ビジネスを知ろう
2章=外国人観光客を理解しよう
3章=インバウンドビジネスの始め方
4章=外国人観光客を集客しよう
5章=受け入れの準備を進めよう
6章=インバウンドビジネスの取り組み事例

日本の国内市場の限界から、今後はインバウンドビジネスでチャンスを掴む

1章「インバウンド(訪日外国人観光)ビジネスを知ろう」では、なぜ今インバウンドビジネスが注目を集めているのか?
その理由を解説しています。

日本国内のみの事業展開では、減収が目に見えています。
現在の日本の人口や需要をベースとしている企業は、成長はおろか現状維持もままなりません。
まさに日本国内市場の限界が迫ってきているといえます。
国外の顧客に目を向けるというのは、自然な流れなのです。

日本の人口は、現在減少が止まらず、今のままでは2053年に総人口が1億人を切ることが予想されています。
国内の人口減少と共に国内市場の縮小も進んでいるのです。

そこで、ここ数年注目を集めているのが「インバウンドビジネス(訪日外国人観光)」なのです。
日本を訪れる外国人観光客の増加が急激に増え、観光業に明るい兆しが出てきたのです。

1章では、他に日本のインバウンド市場の伸びしろや外国人観光客の国内消費額の増加の原因などから、これからのインバウンドビジネスがどのくらいの可能性を秘めているのかを詳しく解説しています。

外国人観光客の特性を知ることからインバウンドビジネスが始まる

2章「外国人観光客を理解しよう」では、現在の外国人観光客の形態、つまり団体旅行者の比率がどのくらいなのか?
またリピート率が高いのは、どの国の観光客なのかが解説されています。

中国人観光客と言えば、団体旅行だったのは昔の話で、今は個人旅行者(FIT)のが多いことがわかります。
また韓国・香港・台湾の観光客の個人旅行者の比率とリピーター率がかなり高いのがわかりますね。

また2章では、中国・韓国・台湾・香港・アメリカ・タイの観光者の特徴が細かく分析されています。
各国旅行者の
国民性・特徴
旅行トレンド・スタイル
買い物・食事の傾向と対策
情報の集め方
が詳しく分析されているので、その現場に合ったインバウンド対策が取れるようになっています。

例を挙げると
◯旅行スタイル(例:アメリカ人は3週間以上の長期旅行をとる傾向がある、韓国人は週末だけの短期が多い)
◯買い物の傾向と対策(例:香港人は特定の商品を狙い定めて買い物をする)
◯食事の傾向と対策(例:中国人は冷たいものが苦手で、台湾人の1割がベジタリアン)
◯日本の情報の集め方(例:韓国人と台湾人は個人ブログで情報を集めている)

上記のように6カ国の旅行者のデータがとても詳しく掲載されています。
これは、筆者が各地で講演をすると必ず聞かれるのが、国別の傾向と対策を知りたいと言われているからだそうです。

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インバウンドビジネスには7つのステップがある

3章「インバウンドビジネスの始め方」ではインバウンドビジネスを始めるためには7つのステップがあることを解説しています。

STEP1:情報を収集する
(ターゲット層の習慣や環境など)

STEP2:目的・ターゲットを明確にする
(どこの国のどんな旅行者を狙うのか)

STEP3:現状を把握する
(ビジネス展開している地域にはどんな外国人観光客が来ているのか)

STEP4:自分たちの魅力を発見する
(日本人にはありふれたものが外国人にはどう映るのか)

STEP5:ビジネスを組み立てる
(外国人観光客のニーズに合ったビジネス展開)

STEP6:情報を発信する
(外国人観光客へのアプローチ)

STEP7:改善を繰り返す
(計画→実行→検証→改善の繰り返し)

3章では上記の7つのステップをわかりやすく解説しています。
この部分を読むだけでも、自分の現在の立ち位置を確認でき、今後のインバウンドビジネスをどう仕掛けていくのかを考えていくことができます。
今まで、インバウンドをあまり意識してこなかった店舗や施設などはとても参考になるのではないでしょうか。

インバウンドビジネスで成功を収めた事例を研究する

最後に6章「インバウンドビジネスの取り組み事例」を紹介します。
6章では各業種でインバウンドに取り組み、成功を収めた事例を紹介しています。

各地域でインバウンドビジネスに取り組んでいる成功例を紹介
◆箱根のゲストハウス
◆熊本県の旅館
◆大阪の商店街の取り組み
◆居酒屋チェーン店
◆レストラン
◆旅行会社
◆ネット予約サイト
◆観光バス会社
◆徳島県三好市・京都市・福岡市自治体
◆しまなみ海道
◆観光スポット(地獄谷野猿公苑)
◆体験プログラム(岐阜県飛騨・観光人力車)

上記では、観光地として有名な地域があるのはもちろん、観光基盤があまりない地域でも知恵を絞ってインバウンドに取り組み、結果を出している例を取り上げています。
各業種のインバウンドの取り組みを研究することで、インバウンドビジネスに対して具体的なアイデアが出てくること間違いなしです。

まとめ

今回紹介しました「インバウンドビジネス入門講座」は、これからインバウンドビジネスの参入を考えている店舗・施設には必須の内容になっています。
インバウンド市場の伸びしろから、各外国人観光客のデータ、インバウンドビジネスで結果を出している業種の紹介など豊富な内容です。

こんな方に読んで欲しい

インバウンドビジネスの成功例を知りたい方
これからのインバウンド市場の伸びしろ・可能性を知りたい方
外国人観光客が増えているのは実感できるけど、何をしたらよいのか分からない方
外国人観光客の特徴や習慣を理解したい方

本書6章で紹介されているインバウンド成功例に共通するのはマーケットの変化の速さに対応している」です。
外国人観光客が増えても、何も対応しなければ業績は変わりません。
しかも国内市場は縮小化が進んでいるので、変化がなければ淘汰してしまいます。

まずは本書を読み、マーケットに素早く対応している勝者から学ぶことで、自分の立ち位置を把握し、次の一手を打てるのではないでしょうか。

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